数学のプリントの裏に書き連ねるLoveとHateのアンサンブル


気付かないままに私はチャペルの写生の中に君の欠片を描き込む


図書館でニーチェを読む君15歳「かみさまなんていなくていいのに」


「いたほうがいいとおもう」私は呟く 校庭からホイッスルの音


枯葉の匂い木枯らしが連れてきて御所の紅葉を君と一緒に


数学のプリントの裏は白 君の名前を書いては消して