いまだ熱さの残るシーツにくるまり
ぶるぶると震えながら
彼女は小さなくちびるを開く

ここに いてほしいわ

けれども伸ばした手の先に
彼は遙か遠く行ってしまって
刺すような風が彼女を取り巻く

あたしね だれでもよかったのよ

きっと...あたしはもうすぐしんでしまうわ